Endless Moment=2003,09,12=




 金曜日の放課後、私は空を眺めていた。
 

 「今日はいい天気だなー。

  いや、昨日も一昨日もいい天気で綺麗だったな」


 
 空には蒼い空に、厚っこそうな真っ白な雲が漂っていて心和ます風景だった。


 
 「



 「なぁに」



 「ちゃんとこっち向いてよ。ふふ」

 「なぁ〜に?」



 「プレゼント」



 不二の手にはキラキラ輝くものが見えた。

 太陽に反射され、はっきりと確認できなかった。


 「?」


 「はい」



 それは綺麗なワイヤーアクセアリーだった。綺麗で可愛かった。


 銀色に薄い白の、ゴムがカバーされているワイヤーが小さな羽根になっていて羽ばたいているようだった。
 
 中心には淡い水色の大きなビーズが付いていて、周りを囲むように小さなビーズが舞っていた。


 一目みて、気に入ってしまった。



 「わぁ・・・・・・」



 「どう?。気に入ってもらえたかな?」

 
 「うん・・・うんうん!!とってもすごく!!!嬉しい!ありがとう不二!!」



 「よかった」


 
 「でも、どうして急に?」



 「え?って自分の誕生日を忘れちゃうわけ?」


 「あ・・・忘れてた。」

 
 「は〜。・・・ま、そういう所がスキなんだけどね」



 
 「・・・・・・は?!」



 

 「今、なんて!?」






 「だから、がスキなんだよ。僕は」



 不二は輝かしい笑顔で私を、見つめていた。










 「・・・・・・・どうして、そうポロっと言えるのかな」



 「僕だもの」






 「そういう所がスキよ」



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  ずっと心に覚えていよう
               2003、09、12 いち




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